2012年6月30日土曜日

mbedオフライン開発

mbedオフライン開発


<概要>

mbedでのプログラミング、コンパイルをオフラインで行う手段として、「LPCXpresso IDE」を使う方法があります。
これに関して、いくつかHPでの紹介
(http://jksoft.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/mbed-9a57.html)
(http://mbed.org/users/okano/programs/__hello_mbed_world_in_lpcxpresso/m1c3lf)

がありますが、mbedのprogramWorkspaceのオンラインからオフラインへの移行方法が違っていたので、ここにまとめます。

補足:
「LPCXpresso IDE」のインストールについては、
こちら(http://toragi.cqpub.co.jp/tabid/440/Default.aspx)を参照してください。

<mbed program Workspaceのオフラインへの移行手順>
オンラインから、オフラインへの移行で問題になるのは、mbedのlibraryの扱いです。このlibraryをLPCXpresso IDE用のものに置き換えた上で、移行させる必要があります。

ここでは、program Workspaceを新規に作成した場合に出来る、”main.cpp”を例にとって移行手順を示します。

 1.libraryの差し替え

“mbed” libraryを”export” libraryに差し替えます。ただ、通常の方法では”export” library”は見つけられず、program WorkspaceをExportするときに差し替えするための窓が開きます。

図1-1の”01sample”を移行させます。


図1-1 移行対象のprogram Workspace(01sample)

 通常のExport手順と同じように、”01sample”のところで右クリックして、”Export Program”を選択します(図1-2)




図1-2 Export選択

 “Export To”で”code_red Red Suite 4”を選択して、Exportボタンを押します。(図1-3)



図1-3 Export 先選択

ここで、Exportするに当たって、libraryが違うと警告が出ます。警告窓のリンクをクリックします。(図1-4)

 

図1-4 libraryの警告

リンクをクリックすると、別窓が開き、”export” libraryのImport先の設定窓が開きます。ここで、”01sample”を選択して、”OK”ボタンを押します。(図1-5)





図1-5 export library Import先設定
 “01sample”に “export” libraryが有るのを確認します。(図1-6)



図1-6 export libraryの確認

 次に、”mbed” libraryを削除します。”mbed”のところで右クリックして、”Delet library...”をクリックします。(図1-7)



図1-7 mbed library削除

以上で、libraryの差し替えが終わりました。この後Exportすれば問題なくローカルに保存できます。

 2.program Workspaceのexport

“01sample”で右クリックして、”Export Program”をクリック(図2-1)



図2-1 program WorkspaceのExport指示

 “Export To”で”code_red Red Suite 4”を選択して、”Export”ボタンを押す。(図2-2)



図2-2 Export形式指示

“保存”ボタンを押す。(図2-3)



図2-3 保存指示

 保存先のフォルダ指定(図2-4)



図2-4 保存先フォルダ指定


保存されたzipファイルを”LPCXpresso”で読み込めば、ローカルでの開発が出来ます。
この操作については、こちら(http://jksoft.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/mbed-9a57.html)
を参照してください。

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